5年ほど前に買った、モビルスーツをリメイクしました。
塗装はタミヤの「シャンパンゴールド」上品な金属色に仕上げ、胴体部分はグレーで塗装。 ショルダー、フロントアーマー、胸部に適度に筋彫にてディテールアップ。
またふくらはぎの部分もRX78バージョン3.0を意識して(あまり再現されていないけど)筋彫りしました。
この機体は個人的にはもっと登場して活躍してほしいモビルスーツでした。 アニメ放送当時のモビルスーツの中では、とにかくデザインが規格外。
特に股関節や、足首のあたりのフレーム部分がむき出しになっているところが、 あまりガンダムらしくないというか、斬新なデザインです。
だからフレームを金属色に塗装するなど、楽しみ方がいろいろあります(私はやっていませんが)。
後にこの潔さが漂うむき出しフレームのデザインが、デルタプラスやデルタガンダムに受け継いでいかれるから歴史を感じます。
ちなみに、ショルダーの部分と、胸の部分などに追加のスジボリを施しているわけですが、ここは微妙にカーブしており、筋彫をするときにかなり気を使いました。
以前投稿した、ハイニューガンダムバージョンKAでも追加のスジボリはかなりやっていますが、その時に実はたくさん失敗しています。
あの時も、筋彫する表面の部分がカーブしており、気が短い私は一気に「えーい!」と勢い余ってやってしまいました。
そうすると見事に、ミミズが這った跡のようなぐねぐねのラインになってしまったり、本来一本道の部分が、二手に分かれてしまったり目も当てられないような状態になってしまいます。
その時は、可能であれば1000番のサンドペーパーでラインを消して塗装からやり直したり、またはスミ入れを小細工(失敗した溝に、行かないようにする、もしくはそこだけ消す)して、失敗したスジボリをごまかして乗り越えてます。
とにかく、平面ではないキットにスジボリするときは、最初は表面を軽くなでるように滑らせることが大切だということが、改めてわかった作品でした。